マイナンバーしっかり対策

ようやくメリットもデメリットも話題になってきたマイナンバー。一昨年から啓蒙活動を続け、既にマイナンバーセミナー講師約200回、参加者1万5千人を超える実績を持つコンサルタントが、マイナンバーの取扱いで気を付けるべきことを解説していきます。

マイナンバーが漏洩したときの賠償

マイナンバー漏洩事件起こしちゃったときの
賠償についての話になります。



これ、いまだに「個人情報漏洩に毛が生えたモノ」
くらいに考えてる人が多いけど、とんでもない話なのです。



なぜかと申しますとですね。


「マイナンバーは一時停止ができない」
からなのです。



これで「おや?」
と思った人がいるかも知れません。
政府はマイナンバーカード紛失に24時間対応するって
言ってたはずだよ?、と。



そう、「カードの使用」は24時間対応で一時停止できます。
でも、「マイナンバーの使用」は一時停止できないのです。



公的機関で使っている情報は、原則、民間からの依頼で
一時停止できません。
もしかしたら、捜査で使ってるかも知れない。
犯罪者のマイナンバーかも知れない。



そういう情報を一民間人からの申請で
簡単に止められないですよね。



これは年金番号も同じこと。
年金番号の「変更」の話は出ましたが
「一時停止」の話は出ませんでしたよね。



そのため、悪用を確実に防ごうと思ったら
  被害者本人が、
  平日、
  自治体の窓口に行って
  番号変更手続きをして
  必要な先に番号変更の連絡
をしなきゃいけないのです。



だとしたら、賠償額はいくらになるでしょう。


とても500円や1000円の商品券などで
納得できるハズのないものです。


弁護士さんにマイナンバーのことを教える機会もあるのですが、
大体、30,000~50,000くらいになるんじゃないか、
という方が多いようです。
(もっと「取れる」と言った方もいますがw)



個人情報漏洩と同じように考えてたら
痛い目に逢いますよ。
というか件数によっては会社が飛びます。-_-;

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