マイナンバーリスクマネジメント・7
謝罪の内容について、まず真っ先に言うことは
「何らかの賠償を必ずさせていただきます」
てな感じの表現。
「賠償しない」とか賠償に触れないようだと
バッシングのネタになります。
だからと言って、悪用の状況等が確定される前に
金額まで言ってしまうと、それが一人歩きしてしまいます。
「何らかの」のように
賠償の約束はするけど、どういう形でいくらする
ということは曖昧のままにしておくべきでしょう。
そして、ここからが重要なのですが、
被害者にとって
・どういうリスクが想定され
・今後、どういう対応をしなければいけないのか
明示できるようにしましょう。
人は「わからない」ことに不安や恐怖を感じます。
「私はこうすればいいんだ」
と理解することで、不満は小さくなるのです。
そのためには、
・こういう詐欺に気を付けましょう
・番号変更をしないとこうなります
・番号変更はこういう手続きになります
・カード再発行手数料は全て当社持ちです
・賠償と手数料の振込先を教えてください
くらいのことは、言っておかねばなりません。
被害者の不安感を少しでも減らすこと
これが会社の損害を減らすことでもあるのです。