マイナンバー認知度の話
河野太郎国家公安委員長が
マイナンバーに関する不審電話がどんどん増えるので
「大々的な啓発活動を展開しないと、新たな詐欺につながりかねない」
と記者会見で訴えたそうです。
ようやく事態を認識してきたということでしょうか。
さて、このマイナンバー制度。
国民への啓発活動は内閣府が担当しております。
この内閣府の担当者に、今年の3月セキュリティオンラインが
インタビューした記事があるのです。
http://enterprisezine.jp/iti/detail/6668
国の姿勢がわかるので、興味のある方は是非、一読して欲しい。
この記事を最初に読んだときは、愕然としました。
しょっぱなから
「三割も知られてる」とか「一般的な政策と比べても」とか
とツッコミ所満載なのです。
マイナンバーは一般的な政策じゃねーよ^^;
社会を変える超重要政策ですがな。
内閣府自体も行政や自分たち周辺の
経済に関わることしか念頭にない、
という感じのインタビューです。
認知度の低さが、どんな犯罪の温床になるかとか
漏えいしたときの被害者への影響とか
シミュレートしていないことが丸わかり。
この記事を読んで、我々民間が啓蒙活動に勤しんで、
少しでも被害を免れる企業・個人を増やさないといけないと
気持ちを新たにしたことを覚えています。
そして今、懸念が現実になってきました。
読んでいただいている方には
自らの関係者を守るためにも、少しでも
マイナンバーをしっかり管理しないことのリスクを
意識していただければと思います。