マイナンバーしっかり対策

ようやくメリットもデメリットも話題になってきたマイナンバー。一昨年から啓蒙活動を続け、既にマイナンバーセミナー講師約200回、参加者1万5千人を超える実績を持つコンサルタントが、マイナンバーの取扱いで気を付けるべきことを解説していきます。

マイナンバーカードの暗証番号入力

やはり、マイナンバーカードの暗証番号を
職員が代理入力することが横行しているようです。


読売新聞北海道の記事に出ておりました。

システムトラブルで暗証番号設定に時間がかかるため、

待ってられなくて、

 「暗証番号を記してもらって」⇒紙の処分手続きが必要

 「職員が入力を代行し」⇒暗証番号を知ることができる人は明確か

 「本人受取限定郵便で郵送」⇒戻り郵便になったときの手続きは

という流れになっているそうな。


職員が代行入力をする件については

マイナンバーカード総合サイトのカードQ39にありました。


『なお、法定代理人(親権者や成年後見人の方など)以外の代理人の方が窓口で

手続きを行う場合などでは、窓口の職員がみなさまに代わって暗証番号を入力する

こととなりますが、職 員には守秘義務があること、また、万が一、職員が暗証番号を

把握したとしても、マイナンバーカードそのものがなければカードの利用は

できないことから、悪用される心配はありません。』


この定義で本当に扱って良いのか、という話もありますし、

そもそも、職員が信用できるのか、という意見もあるでしょうが、

ポイントは赤字のところ。


今は、あるんですよ、大量のマイナンバーカードの現物が役場に。


読売の記事によると、札幌市の事例ですが

 79,545枚のカード現物があって

 23,361枚が交付できる状態にあって

  4,000枚しか交付していない。

つまり、75,000枚は職員が不正に暗証番号設定して使える

状態にあるということです。


勝手に暗証番号設定して不正使用して

本当の交付の際に、本人申請の暗証番号に変更しちゃえばわかりません。


これを防ぐには、管理者と交付者と設定者を分ける必要があります。


そこがちゃんとできているかが不安です。


異例取引には異例であることで発生するリスクが常に伴います。

国のいい加減な運用で起きている問題で

リスクマネジメントまで含めて自治体に丸投げしている現状。


本当にマズい。

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