マイナンバーカードの暗証番号入力
やはり、マイナンバーカードの暗証番号を
職員が代理入力することが横行しているようです。
読売新聞北海道の記事に出ておりました。
システムトラブルで暗証番号設定に時間がかかるため、
待ってられなくて、
「暗証番号を記してもらって」⇒紙の処分手続きが必要
「職員が入力を代行し」⇒暗証番号を知ることができる人は明確か
「本人受取限定郵便で郵送」⇒戻り郵便になったときの手続きは
という流れになっているそうな。
職員が代行入力をする件については
マイナンバーカード総合サイトのカードQ39にありました。
『なお、法定代理人(親権者や成年後見人の方など)以外の代理人の方が窓口で
手続きを行う場合などでは、窓口の職員がみなさまに代わって暗証番号を入力する
こととなりますが、職 員には守秘義務があること、また、万が一、職員が暗証番号を
把握したとしても、マイナンバーカードそのものがなければカードの利用は
できないことから、悪用される心配はありません。』
この定義で本当に扱って良いのか、という話もありますし、
そもそも、職員が信用できるのか、という意見もあるでしょうが、
ポイントは赤字のところ。
今は、あるんですよ、大量のマイナンバーカードの現物が役場に。
読売の記事によると、札幌市の事例ですが
79,545枚のカード現物があって
23,361枚が交付できる状態にあって
4,000枚しか交付していない。
つまり、75,000枚は職員が不正に暗証番号設定して使える
状態にあるということです。
勝手に暗証番号設定して不正使用して
本当の交付の際に、本人申請の暗証番号に変更しちゃえばわかりません。
これを防ぐには、管理者と交付者と設定者を分ける必要があります。
そこがちゃんとできているかが不安です。
異例取引には異例であることで発生するリスクが常に伴います。
国のいい加減な運用で起きている問題で
リスクマネジメントまで含めて自治体に丸投げしている現状。
本当にマズい。