マイナンバーしっかり対策

ようやくメリットもデメリットも話題になってきたマイナンバー。一昨年から啓蒙活動を続け、既にマイナンバーセミナー講師約200回、参加者1万5千人を超える実績を持つコンサルタントが、マイナンバーの取扱いで気を付けるべきことを解説していきます。

マイナンバーカードの疑念

天下り資金になるとか、監視社会のツールになるとかいう話ではないです。
それは、最早前提の話なので。(笑)


前回ブログでも取り上げた、
「顔写真が合ってて、記載内容が別人」のカードがあった
って話の件です。


これ、マスコミも、よくある他のマイナンバー関連ミスの一つ
のように片づけてるんだけど、
致命的なシステムバグにしか見えないのですよ。


まずね。


PCで申請する場合、申請IDと生年月日を入力します。
そして顔写真を添付して申請ボタン、押下。
以上。
これだけなんですよね。


さて、IDを入力ミスして「偶然に」別人のものと一致したとします。
カードが自治体窓口に届きます。
そして、カードが到着したことを郵便で本人に通知します。
じゃあ、この時の住所はどこから引っ張ってきたの?


PC申請では住所を入力しません。
申請IDが別人のものだったら、システムは、その別人のカード申請だと
認識してますから、別人のデータベースから引っ張ってきて
別人に対してカード到着通知が送られるはずです。


仮に申請IDでリンク出来てないとしても
窓口の人がカードの住所を見て書き込むなら同じこと。


「ID入力ミス原因説」では、“本人に”カード到着通知が
送られる余地が無いんですよ。


逆ならあり得ます。
行ってみたら、顔写真が別人だった、てことなら。


だけど、「顔写真が本人で記載内容が別人」なんてことは
報道されている内容を信じる限り、致命的なシステムバグが無いと
絶対にありえない。
少なくともカード到着通知が本人に届いているのなら
IDの入力ミスは無かったはず。


発行を止めないため、入力ミスのせいにして
本当の原因を隠している雰囲気が感じられます。


報道されている内容自体が誤りであればいいんだけど、
ちょっとこれは怪しすぎる。



それと、もう一つ。
申請IDは23桁。日本の人口は9桁。
これで少なくとも10件以上の「偶然の一致」があったって
どういうことなんでしょう?


宝くじ当たるより遥かに難しいよね?
もし本当に偶然の一致だとしたら、
23桁のうち、有効に使ってる桁がかなり少ないと
いうことなんではなかろーか。


そしたら。。。
エラーで弾く件数を激減させることができるから、
意図的にシステムダウンさせることも簡単になってしまう。


とんでもなく危ない話です。
だからこそ、「ID入力ミス原因説」はウソであると信じたい。
もし、本当ならシステム作り直し!
そんなレベルです。
。。。いったい、どこが作ったんだ、ここのマッチングシステム。。。


偽造の可能性を考えて、マイナンバーカードは
「作って使わない」がベストだと思ってたけど
そもそものカード発行システムに問題があるとすると
ちょっと考え方を見直さなきゃいけないのかな。。。

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